結論

Amazonのカート獲得率は、セラーセントラルのレポート > ビジネスレポート > 詳細ページ売上・トラフィックで確認できます。ASIN単位・SKU単位どちらにも対応しており、CSVエクスポートも可能です。画面上の列名は日本語UIでは**「おすすめ出品の獲得率」**と表示されます(英語UIでは旧称「Buy Box Percentage」から「Featured Offer Percentage」に移行しています)。

カート獲得率とは何を示す数値か

カート獲得率(Featured Offer Percentage)は、商品ページが表示された回数のうち、自分のオファーがカートボックス(フィーチャードオファー)に表示されていた割合です。

たとえば、ページが100回表示され、そのうち70回自分のオファーがカートボックスに表示されていれば、カート獲得率は70%になります。「売上件数」や「受注数」に対する割合ではなく、ページビューに対する割合である点に注意してください。

Amazonは近年「カートボックス」という表記を「フィーチャードオファー」に移行しています。セラーセントラルの画面によって表記が異なる場合があります。

セラーセントラルでの確認手順

手順1:ビジネスレポートを開く

セラーセントラルにログインし、上部メニューの「レポート」から「ビジネスレポート」を選択します。

手順2:レポートの種類を選ぶ

左側のサイドバーから目的に合わせて以下を選択します。

レポート名 用途
詳細ページ売上・トラフィック(親商品別) 親ASIN単位で集計して確認
詳細ページ売上・トラフィック(子商品別) サイズ・カラーなどSKU単位で確認

バリエーション商品のサイズや色ごとにカート獲得率を比べたい場合は「子商品別」を使います。

手順3:期間を設定する

画面上部の日付範囲を指定します。日単位・週単位・月単位で切り替えられます。直近のデータは通常1〜2日の遅延があるため、昨日分がまだ反映されていない場合があります。遡れる期間の上限はセラーセントラルのヘルプで確認してください。

手順4:カート獲得率の列を確認する

レポートの表に**「おすすめ出品の獲得率」**という列が表示されます(英語UIでは「Featured Offer Percentage」)。これが対象期間のカート獲得率です。

列が多くて見づらい場合は、画面右上の「ダウンロード」ボタンからCSVを取得し、スプレッドシートで確認するとフィルタや並び替えが使えて便利です。

数値の読み方と注意点

カート獲得率の目安 状況の解釈
約100% 期間中ほぼ常にカートを保持していた
50〜99% 他セラーと競合している時間帯がある
0〜49% カートを他セラーに奪われている時間が長い
「-」または非表示 データが集計されていない期間に表示される

複数セラーが同一ASINに相乗り出品している場合は、カート獲得率が競合状況の直接的な指標になります。自社ブランドのみで出品しているケースでも、価格変更・在庫切れ・アカウントの問題でカートを失うことがあるため、定期的な確認が有効です。

広告との関係として、スポンサープロダクト広告はカートボックス(フィーチャードオファー)を保持していない商品には広告が配信されない仕組みになっています。広告パフォーマンスが落ちてきたと感じたときは、カート獲得率も合わせて確認してみてください。詳細な条件はAmazon広告の公式ヘルプで確認してください。

よくある問題と対処

カート獲得率の列が見当たらない

レポートの種類が「売上・トラフィック」以外になっている可能性があります。左サイドバーで「詳細ページ売上・トラフィック」系のレポートを選んでいるか確認してください。画面をスクロールしても列が見当たらない場合は、CSVをダウンロードするとすべての列が含まれています。

データが空白または「-」になるASINがある

その期間にページビューがなかった場合や、データが集計されていない期間はハイフンや空白になります。対象期間を広げて確認するか、その商品に流入があるかをトラフィックデータで合わせて確認してください。

多数のASINをまとめて確認したい

CSVをダウンロードしてスプレッドシートに貼り付け、カート獲得率の列を昇順ソートすると、獲得率の低い商品を優先的に確認できます。週次や月次でCSVを保存しておくと、推移の把握にも使えます。

まとめ

カート獲得率の確認は、レポート > ビジネスレポート > 詳細ページ売上・トラフィックの流れで行います。親商品別・子商品別の選択と、期間設定を正しく行うことが確認の基本です。列名の表記はAmazonのUI変更で変わる場合があるため、現在の正確な名称はセラーセントラルのヘルプ記事で確認してください。数値を定期的にCSVで記録しておくと、価格変更や競合参入のタイミングをあとから検証するときに役立ちます。