結論
セラーセントラルに従業員アカウントを追加するには、「設定」メニュー内の「ユーザー権限」から招待メールを送り、付与する権限の範囲を選択します。追加操作はアカウントオーナーまたは管理者権限を持つユーザーだけが実行できます。招待を受けた従業員は、自分のAmazonアカウントでログインして紐付けを完了します。
注意: ユーザー権限機能は大口出品者プラン(プロフェッショナルプラン)のセラーのみ利用できます。小口出品者プランでは、この画面が表示されないか、機能が利用できません。小口出品者の場合は先にプランを変更してください。
ユーザー権限追加の手順
1. ユーザー権限画面を開く
セラーセントラルにログイン後、画面右上の「設定」をクリックし、ドロップダウンから「ユーザー権限」を選択します。
2. 招待メールを送る
「ユーザーを追加」のボタンをクリックし、従業員のメールアドレスを入力して送信します。
- 入力するアドレスは、従業員がAmazonアカウントとして登録しているものを使う
- すでにAmazonアカウントを持っていない場合は、先にAmazonアカウントを作成してもらう必要がある
- 招待の有効期限は一定期間で切れるため、なるべく早く承認してもらう
3. 従業員が招待を承認する
招待メールが届いた従業員は、メール内のリンクからセラーセントラルにアクセスし、自分のAmazonアカウントでログインして承認します。この手順が完了しないと、権限は有効になりません。
4. 権限の範囲を設定する
承認後、オーナーまたは管理者がユーザー権限画面に戻り、そのユーザーへ付与する機能の範囲を選択します。各カテゴリに対して「なし」「閲覧」「閲覧・編集」「管理」の4段階から権限レベルを選択できます。
| 権限カテゴリの例 | 内容の概要 |
|---|---|
| 在庫 | 商品登録・在庫の編集 |
| 注文 | 注文の確認・キャンセル・返金 |
| 広告 | スポンサー広告キャンペーンの操作 |
| レポート | 売上・パフォーマンスレポートの閲覧 |
| 設定・ユーザー権限 | 管理者操作(慎重に付与する) |
権限カテゴリの名称や細かい項目は画面のバージョンによって変わることがあるため、実際の画面表示を確認しながら設定してください。
よくある失敗と対処法
招待メールが届かない
迷惑メールフォルダに振り分けられているケースが多いです。確認してもなければ、権限画面から招待を再送します。送信先アドレスの入力ミスも多いため、コピー&ペーストで入力することを勧めます。
「ユーザー権限」の項目が設定メニューに表示されない
小口出品者プランでは、ユーザー権限機能は利用できません。大口出品者プランへの変更が必要です。
承認後も操作できないと従業員から連絡が来る
承認は完了していても、オーナー側で権限の範囲をまだ設定していない場合があります。ユーザー権限画面で該当ユーザーの権限が「なし」になっていないか確認してください。
管理者権限を広く付与してしまった
管理者権限を持つユーザーは、他のユーザーの権限変更や一部の設定変更も行えます。信頼できる社内担当者以外には付与しないことが原則です。業務委託先や外部代理店には必要な機能だけを絞って付与する運用が安全です。
アカウントオーナーが変わったのに変更できない
アカウントのオーナー情報はセラーセントラルの「アカウント情報」から変更します。ユーザー権限の画面だけでは完結しないため、ヘルプから「アカウントオーナーの変更」を検索して手順を確認してください。
権限設定の判断基準
権限を決める際は「その人の業務に必要な最小限の範囲」を基本にします。広げすぎると操作ミスや情報漏えいのリスクが上がります。
| 担当者の役割 | 付与を検討する権限 |
|---|---|
| 商品登録・在庫担当 | 在庫、商品カタログ |
| 広告担当 | 広告(Amazonセラーセントラル内またはAmazon広告コンソール) |
| 物流・配送担当 | 注文、FBAシップメント |
| 経営・財務担当 | レポート、支払い情報の閲覧 |
| 外部代理店 | 委託業務に対応する項目のみ |
「取りあえず全部」で付与すると、退職や契約終了のときに影響範囲が大きくなります。定期的に使用状況を見直し、不要な権限は削除する習慣をつけてください。
まとめ
ユーザー権限の追加は「設定>ユーザー権限」から招待を送り、従業員が承認後に権限範囲を設定するという2段階の操作です。この機能は大口出品者プランのみ利用可能です。権限は業務内容に応じて必要最小限に絞ることがセキュリティの基本です。画面の項目名や仕様はアップデートで変わることがあるため、実際の操作はセラーセントラルのヘルプ内で「ユーザー権限」と検索して最新の手順を参照してください。